アンナプルナ山群に囲まれたアンナプルナベースキャンプ（BC）を目指すのがアンナプルナ内院ルート。アンナプルナBCは穂高に囲まれた涸沢カールをさらに壮大にしたような景観が広がります。背後に聳える神の山マチャプチャレ（フィッシュテイル）も見所。エベレスト街道と比較して標高が低いため高山病リスクはあまり高くありませんが、アップダウンの多い谷筋を歩くので体力は必要です。

アンナプルナ山群とダウラギリの展望地プーンヒルに登頂し、帰路にはヒマラヤの温泉で疲れを癒します。春シーズンには満開に咲いた巨大なシャクナゲの森も見所です。最短スケジュールは７日間ですが、日数を２日間延長し、リゾート地ポカラでゆったり過ごしたりカトマンズの観光をされることをおすすめします。

エベレスト（世界１位）、ローツェ（４位）、マカルー（５位）、チョ・オユー（６位）という世界を代表する8,000m峰が4つ同時に見られるゴーキョピークを目指します。クンブ地方のリゾート地ゴーキョ村には時間によって色が変わる美しい湖が広がっています。

エベレスト街道の最奥にあるエベレストベースキャンプ（EBC）とエベレストに最も近い展望台カラパタール（5,545m）を目指すルート。双眼鏡を使うとイエローバンド（エベレストの横縞）や有名なヒラリーステップ（山頂手前の垂直な壁）もはっきりと見ることができます。また、ヒマラヤ登山隊をサポートするトレナビでは、エベレスト登山隊のいるベースキャンプに宿泊することも可能です。

エベレスト街道を歩く最も短いルート。６日間のトレッキング日のうち４日間はエベレストが見えるエリアに滞在するため、ベストシーズンであれば非常に高い確率でエベレストを見ることが出来ます。馬やヘリコプターも整備されているため、登山初心者の方にもおすすめのルートです。